顔と身体的特徴
性格、精神的特徴
今までの歩み
顔と身体的特徴
性格、精神的特徴
今までの歩み

鎧姿の全身画
32歳、身長186cm(165cm)、体重83kg(64kg)。
( )内は5次元人間になったとき。
 次元上昇した際に不老になったので、身体年齢は永遠に28歳のまま。
 元左利きの両利き。


 光と闇の力を同時に使いこなすのが特徴(聖魔弾暗黒神聖波、草祖草野姫も使う妖魔・夜行魂など)。
 陰陽和合を自然になしている神上がりの霊長類。

闇霎譲りの勇気を持つ、前に進む力強さを持った、天照に通じるとても優秀な性格。
 基本生真面目だが、冗談がかなり好き。生来直情ではあるが、我慢強くもある。

 集団行動を好まず、一人になればなるほど気が大きくなり、自信も溢れる性格

 外見から来る第一印象は、『ハンサムだが冷徹そうに見える男』。そんな第一印象とは正逆に情けを捨てられない性格で、そのせいかお嫁さんが5人いる。
 そのため、『春夏秋冬を嫁にした男』と呼ばれている。
 異世界追放から生還したことから『不死身の皇帝』とも呼ばれている。
 あと、彼は指揮能力がとてつもなく高い。リーダー適正SSS級。

 慌てた時の口癖は、
「ちょちょちょちょちょちょっ――!?」

ミハエル=シュピーゲル=フォン=フリードリヒ  月の魔力が強い火明星にある、大きめの島国ヴァーレンス王国の公爵。金髪の白人の伯爵の父と別世界から流れ着いた、ひのもとの国の士族の母(として自ら力を封印して人間界に潜入していた竜神闇霎)の間に生まれる。
 母にしっかり育てられたので、外見とは裏腹に中身は完全に日本の武士。
 その人生の波乱っぷりから、大国主よろしく名をたくさん持つ。しかし一番よく呼ばれるのはミハエル呼び。

 20歳ごろまで特に波乱の人生で、その末にある派閥の貴族連中に冤罪をかけられ別世界へ島流しにされる。
しかし、すさみつつもそこで生きることをあきらめずにその別世界で暴れ回り、30歳ごろの時に仲間と共に火明星に自力で戻る。
 元の世界に戻ってからは、比較的穏やかな生活をすることができているようだ。

 別世界での人生経験により、3次元人間から5次元人間のインディゴチルドレンに進化することができるようになっている。
 5次元人間になったときは黒髪茶目(要するに日本人そのものの容姿)になり、背が頭ひとつ分縮む。
5次元人間になれるようになってからは、菊月明日香と共に木花咲耶姫を筆頭(表向き。実質は天火明命。天火明命を前面に出すと、以前彼に退治されかけたわろき心を持つ八百万の神々の派閥がいきり立つため)とするハト派の八百万の神々と肩を並べて行動することが増えた。

 ミハエルは、男の天照と邂逅し自分の竜気も自在に扱えるようになった(黒竜変身含む)後でも、できるだけ少ないエネルギー出力で困難を克服する癖は捨てないままでいる。
 平たく言うと、
「まだまだ低エネルギーがウリの人間の領域でできる創造はたくさんあるだろ。人間やめるには少しはやいぜ」
 という事である。
 俺TUEEEEを嫌い、『低エネルギーで柔軟な工夫で危機を打開する癖』は闇霎仕込み。見事に開花して彼の魅力となっている。男の天照もお気に入りの性格傾向。
 男の天照が彼をひいきしているのは、彼にこの癖があるからというのは天照自身が周りに言いふらしている。
 それでもやはり、星や銀河団が一瞬で消し飛んだりする事態に出くわせば、彼もさすがに霊気も竜気も全開にする。

28歳、身長170cm、体重70kg。
次元上昇したミハエルの近くにいるため、不老になりかけている。

 エッチ。趣味は街に繰り出してのナンパ。それと釣りと料理。
 しかし、ど根性はものすごいある男気のある性格。

 そして意外なことに愛情より友情派。
 女は飽くまで遊びだったりする。ダチといつまでも友情を育む方が本命。

フレデリック=ローレンス  月の魔力が強い世界にある、大きめの島国ヴァーレンス王国にある剣聖騎士団の団員。
 選りすぐられたスケベ。しかし、彼のエロには陰湿さがないというはっきりとした特徴がある。
 平たく言うと、小学生のいたずらレベルのエロである。
『いっぱい! おっぱい! スパイラル!』
 その実友情を何より最重視する男で、社交的でもあるから老若男女問わず人気は高い。
 あと女の怒りのかわし方が凄まじく異常にうまい。変な才能である。

 女にアプローチしまくる好色と言っても、子供には興味がない。
「あれ、キミ未成年? わりい、俺子供の女には興味ねえんだわ。
 大人の女になるまでゆっくり育ってから、また俺のところにきてね! バイバイ」
 いくら色気を持っていようが、子供な限り彼はその女をかわし続ける。

157歳、身長165cm、体重65kg。
種族的なウィザードは不老。
一言で言うと、「良い子ちゃん」な外見。お坊ちゃまっぽいボンボンな雰囲気をまとう。

 基本生真面目。ちょっとボケキャラ。性欲よりも知識欲が強い。敵とみなした相手には冷徹な行動を取ることもある。
 敵を相手にしたときは、笑顔で屠る事も少なくない。
 冷静に見えるが激情家。ミハエルも同じだが、その程度はアリウスの方がやや落ち着いている。

 彼の口癖は、
「良いんじゃない?」
 である。そこそこの頻度で使う。

アリウス=シュレーゲル
 月の魔力が強い世界にある、大きめの島国ヴァーレンス王国の仙人じみた種族的なウィザード。
 ミハエル、フレッドとは長い付き合いの親友である。
 スペックだけ見たら、5次元の力抜きで語ると彼が一番強い。
 真面目で純情で理想主義者で、一番主人公っぽいタイプの男。

 魔法全般に長けていて、彼の魔封剣の領域内でまともに魔法が使えるものはかなり少ない。
 特徴的なのは、ただ大きなエネルギーを扱えるだけでなく、非常に多彩な使い方ができる事。
 アリウスの魔力展開領域内では、アリウス自身が魔法という概念そのものの主になれる。
 平たく言うと、神であろうが誰であろうが、アリウスより実力が下だと彼の許しなしに魔法という概念を扱う事自体が許されなくなる。これは彼の実力を自力で超えない限り、あらゆる法則を上書きして発動する。
 ――故に、魔封剣。
 魔封剣の法則を退けられなかった場合、生物無生物問わず領域内の全ての対象は魔力ゼロ霊気ゼロ妖力ゼロと似た様な状態に強制的に固定される。

 その容姿から女の子にもモテるが、
「いや~、わたしあまり恋愛とか興味ないから……」
 と言い続けている。

23歳、身長165cm、体重61kg。
脅威のすっぴん美人。
次元上昇している故に不老。
ミハエルと同様、5次元人間になった時は髪の毛が漆黒になり、瞳の色が茶色になる。
5次元人間時は、ミハエルと同様に八百万の神々に届く程の力を持つ。

 勇気がある、天照に通じるとても優秀な性格
 直情。無愛想。気が強く、感情の起伏も激しい。
 精神的にかなり凄まじく自立した女。というか孤独癖と言っていいレベル。
 元右利きの両利き。極めて素早い。
 光花散里の全方位攻撃は便利すぎるが、剣の腕がなまるということもあって飽くまで彼女は花散里をサブ扱いしている。メインの戦闘スタイルは二刀流での接近戦。

 大人になって控えめにはなったものの、それでもおてんば。大人になっても木登りはする。飛び回る。男女と言われると怒る。
 なんだかんだで情けを捨てられない性格である。

菊月明日香 『春夏秋冬の嫁』のうちのひとり。春の嫁。明日香の格ゲー風技表はこちら
 得意技は、生まれつき持っている極めて強い光の力も用いた縮地法と無数の光の玉による全方位からの包囲攻撃『光花散里(ひかりはなちるさと)』と、光の力でパワーとスピードを超ブーストした二刀流による三連六斬の居合い切り『光三連(ひかりさんれん)』。

 風星(地球)からやってきた士族の父と白人の母の間に生まれた女。小さい時に両親を殺され、黒髪茶目の優しそうな男性に保護される。
 士族である彼に武士としての力と心を自分に教えてくれるよう頼み込む。この時から、彼女は自分の一人称をわたしからボクに選びなおす。
 元服を迎えた後、奥義『天地照らし』と禁じ手『桜狂い咲き』を伝授されて間もなく、その師匠も両親の敵に殺される。
 しかし、恨みに呑まれて外道に堕ちることはなく、正道を以って旅先で出会った仲間と共に世界をも滅ぼそうとしていた両親の敵を討つ事に成功する。

 その後は月のゲートから火明星へと渡り、ミハエルと出会う。
 彼女と同じで、日本人なのに日本人らしからぬ髪の色にコンプレックスを抱いている彼に共感を覚え、かつて師匠が教えてくれたのと同じ霊主体従の士道を貫いている彼の腹の内に感動した彼女は、徐々に彼の恋人としての立ち位置で行動していくことになる。


 水鏡冬華とは月のゲートをくぐる前からの友達。

129歳、身長168cm、体重63kg。
エルフは不老。エルフであるが故に、最もグラマーでバランスの良い理想的な体を持つ。

運動神経は抜群。愛想も良い。
それとは裏腹に、性格はやや引っ込み思案。恋人とは、いつも、いつでもいちゃいちゃいしつづけていたい性格。
甘いものが好き。

ローレンシア=ベルリローズ
『春夏秋冬の嫁』のうちのひとり。夏の嫁。

 ミハエルが島流しにされた異世界のエルフの女。なにかしらの縁があり、異世界でミハエルを助けることとなったが、その際彼に惚れる。
 彼が次元上昇する前に不老になった原因を作った張本人。
 彼が自分の世界に戻る時、彼女もついていった。

25歳、身長162cm、体重52kg。
ミハエルの次元上昇の影響を受けて、彼女も不老になりつつある。
運動神経は、普通の人に比べたら十分良い。

情念の深い性格。ふとんが斜めになっていると直さずにはいられない程度には神経質。
愛が深い性格のため、裏切られた時の激怒も凄まじい。

ミレーヌ=ローゼンベルグ
『春夏秋冬の嫁』のうちのひとり。秋の嫁。
 貴族の家に生まれた女。
 しかし社会の落とし穴に落とされ、マフィアに奴隷同様の生活を強要されていた時にミハエルに助けられる(というか買い取られる)。
 それ以来、持てる愛情の全てを彼に捧げる決心を彼女はした。
 彼が元の世界に戻る際にももちろんついていき、その世界で彼の私設騎士団の副団長を務めている。
 目元も性格もミハエルに似た、黒髪の息子がひとりいる。彼女の自慢の息子である。

28歳、身長165cm、体重57kg。
ミハエルの次元上昇の影響を受けて、彼女も不老になりつつある。
運動神経は、普通の人に比べたら十分良い。

理知的。運動神経も外見に似合わず良く、欠点がないように一見見える。医者。
女グループでいる時だけ、指揮能力を発揮する。
激情にとらわれることがほとんどなく、ナチュラルに苦境をなんとかできてしまう特異な性格を持つ。運勢も異常に良い。

リースティア=クラウディア 『春夏秋冬の嫁』のうちのひとり。冬の嫁。

 異世界でどん底に叩き落されていたミハエルを助けた最初の女。彼が元の世界に戻る時もついて行き、ヴァーレンス王国で彼との子供を二人作る。


 種族的なウィザードもびっくりするほどの類まれなる魔法の才能を持つが、あまりその才能は開花させていない。
 開花させてはいないが、お風呂を沸かしたり冷蔵庫の代わりをしたり機械を動かす電力を供給したりと、やたら生活面で役立つ面白い魔法の使い方をしている。
 攻撃面で全力で魔法を使った際は、あたり一面氷の世界になる……らしい。


 木花咲耶姫の配下の妖怪雪女に憑依されているが、気持ちいいのでそのままにしているのんきっぷり。

160歳くらい、身長163cm、体重57kg。
 明日香ほどではないがすっぴん美人。
 竜神闇霎に竜の血と念を分けてもらってからは不老。
 菊月明日香を追い抜いて、体のプロポーションは抜群である。極めて魅力的な容姿。
 主である竜神闇霎にかなり凄まじく容姿が似ている。声はあまり似ていない。同じ服を着て黙って並んだら、ミハエルですら見分けがつかない。


 左利き。刀は右腰にさす。居合いもそこそこできるが、自分で得意だとは思っていない。右に矯正もされたので、菊月明日香のように二刀流もできるが、彼女自身は一刀流の方を好む。
 剣術ほどではないが、槍術も巧みに扱える。
 彼女の主な攻撃手段は『水鏡鬼神流』による剣術、槍術、格闘術、呪禁道、狗法である。

 呪禁を使う時、基本はエフェクトなしだが強い呪禁の時は彼女の左目が白熱灯よりもキラキラと輝く。色はその時によって違う。
 相手に何かを禁止させる呪禁の時は、目から出たビームが光よりも遥かに速い速度で相手を貫き、呪禁の効果をもたらす。――が、念の波動そのものが本体なのでビームを避けても呪禁を避けたことにならない。飽くまでビームは飾り。

 呪禁は思ったことそのもので世界を明確に変える八百万の神々の術なので、よけるとかよけないとかがそもそも意味がない。拒否するなら、術者以上の念や精神力ではじくしかない。『天火明命が直接教えた神道』の者にとって精神修養が何よりも大事というのは、ここに起因する。

 今の彼女は竜の体なので、他の竜で言う人間変身状態でかなり丈夫。
 竜気を出している状態なら、巨大ワニに噛まれても逆にワニの方が粉みじんに爆裂粉砕するレベル。
 竜気を少しでも出すと全速力のダンプや戦車を片手で止められるレベル。高層ビルを直接投げつけられてもかすり傷で済む。人の姿をした大怪獣。
 そこらへんの挙動は戦闘力のあるタイプの妖怪と同じ。
 車体全体に念や霊気が込められた、妖術の弾としてのダンプカーならまた話は違ってくる。
 ――要するに、今の彼女は人の姿に見えているだけで、その膂力は竜気を出すと銀河団よりも大きい身長(身長数十億光年)の竜そのものに近づく。身長数十億光年の竜をひと噛みで殺せるワニやシャチがこの宇宙にいるならば、全力の水鏡冬華をひと噛みで殺すことができる。
 それでも男の天照にはまだまだ及ばない。男の天照からしたらまだ子供レベル。

 基本生真面目少々やさぐれ。精神的に自立した女。
 勇敢で愛情がとても深い女だが、竜神闇霎に匹敵するくらいに気が強すぎる女なので、嫁としての適性は実は低い。結婚相手としては水鏡冬華は地雷と見なす男もいる。並の男では、怒って刀を振り回す水鏡冬華に恐れをなして旦那が逃げ出すパターン。
 幕末の戦争から21世紀までほぼ全ての戦争に参戦し、刀一本その身一つで生き抜いてきた女なので、自衛隊だろうがオリンピック選手だろうが霊力なしの彼女にすら敵わない。
 ミハエルやフレッドくらいの精神の広さと深さがないと、なかなか彼女と調和はできない。
 あと寝起きが悪い。目覚めた直後の彼女には近寄らない方が良い事が多い。

 男嫌いと言うわけではないが、虚栄心の塊や虚勢を張る男やチンピラな態度をとる男に対しては隠さず唾棄し、憤怒の感情を本人に直接叩きつける。
 逆に、弱い部分も見せてありのままで接する男に対しては潔いと好印象を抱く。

 意外と、ナンパなだけで潔さは持つ男に対しては悪い印象は抱かないようだ。
 飽くまで虚栄心や虚勢を張る男が一番嫌い。本音を隠し自己保身な人にも即ブチ切れる。

 目上の人に従うことが全てという価値観や、下っ端でも自分なりの独自の思想や哲学が無い場合も露骨に軽蔑する。
「虚栄や他人の威光じゃなくてあなた自身が持ってるもので勝負しなさいっつってんのよ愚図が!」

 学生服のデザインを気に入っていて、巫女装束以外だと学生服を着ることが多い。巫女装束の時とは一転刺激的になる。ストッキングの色は気分に応じて変わる。

 慌てた時の口癖は、
「ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待ってちょっと待って!?」
 の連呼。

 冬華が風星(地球)を見捨てる前、徳川慶喜が無血開城の時に宣言した通りに幕末から順調に荒み疲弊していく日本に身を置く竜としての数少ない趣味がアニメ、漫画鑑賞、インターネット(自作PCでの)だった。
 後ゲームもやりこんでいる。好きなジャンルはRPG、格ゲー、シミュレーション。
 彼女の好きな漫画は、意外にも少女漫画ではなく北○の拳のような良い男がたくさん出てくる少年漫画の方。熱き男の活躍で胸をどきどきさせるタチ。
 夜、お菓子を頬張りながら撮り貯めたアニメや漫画を見て、ゲームをしまくるという行動が、特に風星(地球)を見捨てる前に目立った。
 絵も描こうとしたのだが、すごく上手いわけではなく、かといって笑いを取れる程ド下手でもないので描くのはやめた模様。
 反面、水鏡冬華の描く字は凄い上手い。達筆が特にうまい。

 巫女として幼少期から(神楽を)学んだため、歌と踊りはかなり凄まじく綺麗で上手。

水鏡冬華
『春夏秋冬の嫁』のうちのひとり。もうひとりの冬の嫁。冬華の格ゲー風技表はこちら


 江戸時代に徳川の人から鬼の封印を頼まれていた家の一族。
 巫女であり、陰陽道の元々の形である呪禁道の使い手。刀も明日香の次に扱いがうまい武闘派。
 必殺技は黒竜光波。闇霎の波動を刀に乗せて剣気と共に広範囲に叩きつける。刀なしでも撃てる。

※呪禁道:念(情報)をエネルギーに変えるのが基本。不幸を禁じる事が本義。
詳しい呪禁道の解説

 闇霎がほんの少しの欠片だけ分離させて分け与えた念と融合し、竜の因子を得た今の冬華は、竜の念を全開にした時は全力の(五次元人間に次元上昇した)ミハエルや明日香に匹敵どころか凌駕するかもしれない潜在能力を持つ。
 しかし、長時間竜の念を全開にしたままだと強制的に黒竜変身し、さらに理性が飛んで暴走してしまう未熟さも孕んでいる。普通に竜の気を出している分には暴走の危険性はない。飽くまで八百万の神々クラスまで竜の念の出力を上げると理性が飛ぶという感じである。
 竜の気を全く出さない時は、桜雪さゆに逆立ちしても勝てないくらいの力しかない。それでも十分化け物だが。

 幕末に維新志士が倒幕に利用するために鬼の封印を解こうとして冬華の一族を滅ぼしにかかる。
結果、冬華以外は一族は全員なくなり、鬼は放たれ、冬華の運命も風前の灯かと思われた時に人間変身していた竜神闇霎がそのひどい光景を見つけ、その場にいた維新志士を全員消し炭にした。
 絶望のふちに立たされていた彼女だが、竜神闇霎に慰められ、竜の血と念をその時に分けられた。

 この時より、水鏡冬華は不老となり、何兆年経とうが体は20代のまま。新陳代謝、生理的な挙動も永遠に20歳。再生能力も竜神並に極めて高くなる。つまりエネルギー交換(食事)もガス交換(呼吸)も必要ない竜の体になる。
 これにより、裸で宇宙空間に放り出されてもケロッとした顔で生存できるようになった。
 別に敢えて食事も呼吸もしても何も問題はない。
 不死ではない、が、竜神を一瞬で消し飛ばすほどの出力は宇宙全体を一瞬で蒸発させるほどの出力に等しいので、実質的には不死に近い。
 ほぼ不老不死とはいえ、最強無敵には程遠いので、彼女が敵わない生き物は意外と多い。死なないだけである。


 それからは闇霎の巫女としての活動を開始し、いつか生まれるであろう闇霎の子供をお守りする使命を胸に抱く。
 結局闇霎の息子であるミハエル(菊川英樹)を見つけたのは彼が元の世界に戻った直後のことであった。
 5人の嫁の中で、冬華だけはミハエルのことを「英樹さん」、「(闇霎様の)息子さん」と呼ぶ。

 そして冬華は幕末の惨状の後、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦など多くの戦争に日本軍に属することなく巫女装束姿で、刀一本(と呪禁道と狗法)で参加し――彼女の目的は日本の勝利ではなく、竜神闇霎に人間の迷走を現地から報告する事だけ――、さらに凄惨な場を駆け巡り心を荒ませる。たまに同行する妖怪雪女の桜雪さゆが彼女にとっての清涼剤だった。
 広島、長崎の原爆投下の瞬間にも冬華はいたが、呪禁道・滅功念鎖陣により完全に無傷で竜神闇霎に人間の愚かさを伝えるための観察を完了する。
 原爆2発の直撃を敢えてすぐ目の前で受けて自分だけは無事に済ませた体験から、
「放射能に真っ向から対抗できるのは、神の御技そのものである呪禁だけかしらね」
 と確信する。加えて原爆2発は地上起爆という隠された真実も自分自身への原爆のゼロ距離直撃の経験から思い知る。
 冬華が元同族である他の日本人を助けなかったのは、戦争時の人間模様に絶望した(冬華は起爆直後に真実を爆心地で確認した後、遠くから爆心地によってきた軍人を刀で斬り捨てて――原爆のゼロ距離直撃ですら無傷で放射能完全無効化をやってのけた女を軍人が束になろうが捕らえられるわけがない、神そのもの以外が半分竜神に勝てるわけがない――竜神闇霎に事の報告をするために一時姿をくらました)から。

 遠野物語に記されている、日露戦争時にロシア人の間で恐れられたいくら撃っても倒れない白い服を着た日本兵とは水鏡冬華の事。白い服の部分が赤い服だともよく言われるが、これが巫女装束の事を言っているからである。袴を印象に残せば赤い服の日本人になるし、半襦袢を印象に残せば白い服の女になる。
 彼女の呪禁道の前では、核ミサイルと同様あらゆる念のこもらない重火器は拳よりも遥かに弱いという風に物理法則を根底から変えられてしまうからである。
 唯物論を強制的に量子力学の上の次元に引き込むのが呪禁。
 江戸の無血開城後からの、20世紀、21世紀以降の全ての戦争では、水鏡冬華は巫女服姿で銃弾の雨に対して顔色一つ変えずに平気な顔(無表情)で、完全に面と向かって無傷でゆっくりと前進した

(分かりやすく言うと、マトリックスのネオと同系統の銃弾の止め方。古代日本人(出雲族=シュメール人。鳥神=天狗、出雲建ほか)は全員がこれをできた。逆に日向族、大和族ほか(日本武尊など)はこれができなかった)

 そのため、大体彼女はロシア人やアメリカ人等から幽霊や妖怪扱いされた。ロシアのクロパトキン将軍も戦場での冬華の恐ろしさを手記に残している。
 冬華ほか全ての呪禁師にとっては、念のこもらない兵器など核兵器プラズマ兵器含めて全て蚊トンボ未満。霊気に対抗できるのは霊気のみ。
 ニコラ・テスラのプラズマ兵器が実践投入された1991年湾岸戦争においても、冬華はイラク側で多国籍軍のプラズマを迎え撃った。が、プラズマ爆心地で生き残ったのは呪禁道を使える巫女装束の女ただ一人だった。テスラのプラズマ兵器は被害者の遺体すら残さないので、プラズマにさらされて体が無傷で残っているのもの衣装の女ただひとりのみ。
 上の段落の通り、水鏡冬華は日本軍のどの部隊にも属することなく幕末からすべての戦争に参戦してきた半竜神の女なので、彼女の行動は遠野物語の記述と合う。

 1945年のポツダム宣言の後、適度に巫女として神社に勤務したり蒸発したり日本中を渡り歩きながら高度経済成長期を体験して人の心、精神の堕落を実感し、バブルとバブル崩壊でさらに実感する。
 その後の不況と共に来る人の心の閉塞感、そしてとどめに福島第一原子力発電所の大核爆発、2011年3月11日の放射能大暴走をきっかけとして地球を見捨てる決意をする。

 2011年4月2日、住んでいた部屋も引き払い、水鏡冬華は完全に風星(地球)を見捨て、呪禁と天狗の術による狗法・星渡りにより瞬間移動で別銀河の火明星(ほあかりぼし)に移住する。桜雪さゆと一緒に……途中で菊月明日香とも合流しつつ。
 そしてずっと前から火明星に来ていた竜神闇霎、木花咲耶姫たちと再会し、ミハエルと出会い、竜神の息子である彼に心を癒される。

 ――そんな彼女の永遠の悩みは、自分の胸が大きくて下が見づらく、階段を降りづらい事。

185歳、身長163cm、体重48kg。
種族的なウィザードだから、銀髪赤眼。胸やお尻は大きめ。種族的なウィザードは不老。

 几帳面。冗談はそこそこ好き。やや神経質。おしとやかな外見に反して、ウィザード・クライアスの3人の弟子の中で一番度胸がある。

ヴェザリーヌ=ハウツシュトラーゼ
 10代の時のミハエルの家庭教師をつとめていた女。今でも彼にとっては目上の女扱い。
 ミハエルが、ウィザードほどには魔力がなくとも魔法の制御においてはウィザードをも超える凄まじき巧みさを誇るのは、彼女の教育の賜物。

 仙人ウィザード・クライアスの3人の弟子の一人で、アリウスの弟弟子に当たる。
 アリウスよりも魔力の総量は一段低いが、肉体操作系や物理に干渉する魔法はアリウスよりも得手が良い。加えて、死霊術まで使えるという特異さを持つ。
 自分の教え子であるミハエルが、腐った思想を持つ貴族どもに冤罪をかけられて島流しにあった後、悲嘆にくれる。
 が、それでも彼が戻ってくることを信じて彼の屋敷の掃除などをずっと続けていた。


 ミハエルがヴァーレンス王国戻ってきた際、ほどなくして彼の母で彼が13歳の時に死んだはずの闇霎とも再会する。さすがにヴェザリーヌは教え子の母が八百万の神そのものだとは気づかなかったようで、目を丸くして絶句した後闇霎と顔をあわせて大笑いする。
 今では、闇霎とよくお茶を飲み、平和になったヴァーレンス王国で魔導研究所のトップのアリウスの補佐をして暮らしている。

八百万の神々の配下の者たち

顔と身体的特徴
性格、精神的特徴
今までの歩み
顔と身体的特徴
性格、精神的特徴
今までの歩み
同上
同上
水鏡冬華
同上

200歳くらい、身長162cm、体重57kg。
 不老。妖怪に肉体年齢など関係がない。
 運動神経は竜の念を宿した後の冬華より一段下回る。しかし炎と氷を同時に操る力は侮れない。
 器用さは冬華より彼女の方が上。総合的には全力の冬華と互角。

 大体いつも十二単を着ている。夏は暑い。
 たまに菊月明日香並の露出の高い服で出てくる場合があるが、
「あんた誰?」
 扱いされる程に十二単のイメージが染みついている。地味にさゆにはショックだったり。
「わたし、十二単が本体じゃないんだからね!?」

 明快な性格ではあるが、おしとやかな域を超えるほど突き抜けているわけではない。

 直情。好奇心旺盛。
 性格もあいまって、彼女のあだ名は「春女」である。雪女であるにもかかわらず。

 HNは『雪女(男)』や『雪女(雌雄同体)』や『アッチャラペッチョン星人』など、とにかく滅茶苦茶なネーミングで遊ぶのが特徴。
 ネトゲで年齢を聞かれた時は『10万飛んで17歳』といつも答えている。オフ会やコミケにも十二単で出ようとして冬華に止められる。
 ゲームをしている時の口癖は
『効率信者ハゲろ! まげ! まゆげ!』
『攻略wikiなんて見るな見るな、アドリブが面白いのよ』
『トラブルを楽しむのがゲームってものでしょう? 失敗したらいくらでもわたしが支えてあげるから、お姉さんの胸に飛びこんで来なさいよ』

 である。効率信者にとっては、この桃色雪女は悪魔に見えるであろう。ちなみに冬華は効率信者ではない。

桜雪さゆ
 桜雪さゆのの格ゲー風技表はこちら
 妖怪雪女の突然変異。他の雪女と違い、炎と氷を同時に操ることができる。生まれた場所は富士山の火口のど真ん中。マグマの中から生まれ出た雪女である。
 必殺技は焔咲夜(ほむらさくや)。周りに対する気遣いなしで全力を出した場合、一兆度を超える炎で星をも焼き尽くし、蒸発させる。
 木花咲耶姫の配下で、富士山で暮らしていた。たまに姫様のお供として、または姫様のお願いで各地を飛び回ることもある。木花咲耶姫の懐刀とも呼ばれ、その実力は木花咲耶姫の半分以上にまでのぼる。つまり、彼女は並の八百万の神々より強く、妖怪ではトップクラスの実力を持つ。理性を保ったまま竜の念を全開にした冬華も木花咲耶姫の半分以上の力を発揮する。

 水鏡冬華とはケンカ友達。冬華のことをよく半竜、半竜と言ってからかっている。
 冬華が何気に自作PC組んでやる程のゲーマーなので、彼女にいろいろ教えてもらってさゆもゲーマーになった。
 アクションや格闘系のゲームが得意で、この2ジャンルは冬華に勝てるくらいに成長したが、わざと『はちみつください!』とたかったり貢がせたりわざと仲間を吹っ飛ばしてケラケラ笑ったり、わざとやられるふりをして自分から満身創痍になったり、そこから誰よりもうまいプレイでゼロミスでMVPを取る等、ひじょ~に悪戯っ気の多いタチの悪いプレイヤーに育ってしまった
 わざとひっかきまわして絶望的な状態にしておいてから、誰よりもうまいプレイでそこから楽々打開するトコがとー~~っても憎たらしいとは冬華の談。
 冬華はいつも、たまに日本武尊と出雲建も桜雪さゆに付き合わされてゲームをしている。
 つまり、さゆは美女ひとりとハンサム二人に自分を囲わせてゲームを楽しんでいる。

 下界で活動する時、本名を名乗らずに相手に呼び名を求めるいたずらっ気を見せるのが特徴。
 江戸時代のうち、文政2年(徳川家斉が征夷大将軍の時)には「うめ」、慶応4年(徳川慶喜が征夷大将軍の時)には「ききょう」。
大正12年(大正関東大震災の時)には「ふぶき」、昭和20年(第2次世界大戦の時)には「ももめ」、平成23年(過去2回の地球爆発の原因である放射能大暴走の再度開始、つまり地獄の釜が開いた時)には「???」。

 彼女は、生き物の名や土地の名と同じく、元号もあまり幸せを願いすぎると正逆のまがつひに支配されきってしまうという(「平成」なのに苦難ばかりで、とどめに日本全体が重度の放射能に包まれる時代など)現実の実体験をした生き物と言える。

 正直、さゆ本人は、
「むやみに幸せを願ってもまがつひにいいように利用されるだけなんだから、次の元号は『鬼魔』、『阿修羅』、『般若』や『地獄変』みたいな感じにした方が絶対幸せな時代になるってば! ねえ木花咲耶姫様」
 と信じて疑っていない。

195歳、身長160cm、体重47kg。
妖怪に寿命などない。

好奇心は強い。
瑠璃

 さゆと違い、一目で雪女だと分かる雰囲気を持つ。
 彼女も木花咲耶姫に仕える雪女。
 彼女が雪女の現リーダー。桜雪さゆは例外枠なのでリーダーではない。さゆは飽くまで木花咲耶姫の懐刀。
 咲耶姫様から情報収集の使命を授かり、下界であくせくいちおし情報を集めている日々。

 ニコニコ動画でelona動画を投稿している、ある人の企画に応募したキャラだけど、企画中止になった場合はこちらで公開することになるかも。

1100歳くらい、身長162cm、体重52kg。
半神化しているので不老。そもそも肉の体ではない。しかし幽体でもない。物質にも自由に干渉できる。

おっとりした性格。のんき。よく雪女たちにからかわれてヒーヒー言っている。

天高
天火明命に認められて天界で修行中の男。平安時代生まれ。
修行の甲斐あって、半神化するまでには次元上昇している。
彼が八百万の神々の仲間入りするのも、そう遠くない未来であろう。

3750歳くらい、身長120m、体重測定不可能。
 すでに神みたいなものだから不老。肉の体ではない。しかし幽体でもない。物質にも自由に干渉できる。
 体重は、肉の体(原子の体)に次元下降した場合は60万tほどになると推定。
 空を飛ばずに地上での場合、竜がただ単に動いただけで街が滅ぶわ。

 お堅いしゃべり方をする。趣味は日光浴と園芸。気は長い方。
 豆や豆料理が大好き。
雷野
草祖草野姫に仕える竜。
特に使命もなく、のんびり自然を育んだり散歩したりの生活である。

685歳、身長5m(166cm)、体重3.2t(53kg)。( )内は人間変身時のもの。
妖怪に寿命などあるわけがない。

 落ち着いたしゃべり方をする。どちらかというとのんき。あまり細かいことは気にしない性格。しかし怒った時は糸を縦横無尽に張り巡らせて暴れまわる恐ろしさ。
 趣味は裁縫。ちぎれた生き物の部位も妖力で縫い上げることができる。

菊村繭菊
 草祖草野姫とお友達の女郎蜘蛛。
 人を襲って食べる――ということはなく、人間には友好的な女郎蜘蛛である。元の姿は、上半身が人間で下半身が巨大な蜘蛛。
それでも、向こうから襲ってきた場合は、鋼より硬いジェット機すら余裕で離陸を止められる程の強度の自慢の蜘蛛の糸で千切りにするか縛り上げて懲らしめる。
切り裂く糸、縛る糸など複数の種類の糸を自在に使いこなす。

 elonaのカスタムゴッドとしても公開している草祖草野姫のサーヴァントとして使おうか迷ったけど、雷野くんに出てもらったのでelona世界に降臨するのはまた先の話。

1700歳くらい、身長165cm、体重56kg。
 すでに死んだ後なので不老。肉の体ではない。しかし幽体でもない。物質にも自由に干渉できる。
 華奢な体系に似合わず力はある方。
 優男を通り越して、女と見間違える程の容姿である。

 クール系男子。無口というわけではないが、基本愛想はない。
 敵とみなした者にはどこまでも冷徹になるが、一度味方と認識すれば子供のように甘える。
 要するに純粋無垢を極端な方に突っ走った青年である。

 鵜草葺不合命の下で修業してややバランスが取れた精神にはなっているが、それでも普通の人に比べたら極端な思考回路である。
 だがしかし、その極端さのおかげでミハエル並の人を超えた神がかった機転と決断力と実行力を我が物としているため、一概にマイナスなだけの精神的特徴と切って捨てることもできないのがまた複雑なところ。

 漫画のキャラで例えるなら、『南国少年パプワ君』のコタローや、特にルーザーに似ているタイプの性格だと確信。
 剣客のスタイルとしては、るろうに剣心の緋村抜刀斎の方に似ているだろうと想像。

日本武尊

 今は天津日高日子波限建鵜草葺不合命に仕える青年。
 肉の体での生前の行いは知っての通りなので省略。
 伊吹山にて山の神の代わり闇霎と瀬織津姫がふたりがかりで直接手を出し、とどめに神通力のこもった氷雨により死の宣告を受けた状態となる。
 その場で直接のとどめはさされずに両竜神が帰った後、彼は瀕死の状態で伊吹山から大和を目指す。

 しかし、願いかなわず大和を目の前にして力尽き、駆け付けた大和の者たちの前で白鳥となり、天に昇る。
 天に昇った後、闇霎と瀬織津姫とすぐさま再会することとなるが、弟橘媛の話がきっかけとなり怒り狂った日本武尊が刀を抜いて両竜神に襲い掛かるも、片手であしらわれて即魂の完全粉砕寸前にまで追い込まれる。
 そこに瀬織津姫の夫である天照が割って入り、
「まあまあ。まずはわたしの下で様子を見て、本当に曲霊が今でもどうしようもないほど矯正不可能ならばそのときまた考えようじゃないか。彼の魂まで完全に粉砕して殺してしまうのは、それからでも遅いということはないはずだ。
 それで良いだろう、瀬織津、闇霎どの? わたしの顔に免じて、ここで手を止めて欲しい」

 の言葉で命を救われる。

 それから天界での彼の修業が始まるが、天高が天火明命の配下に加わってからしばらくすると日本武尊は天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊の息子である天津日高日子波限建鵜草葺不合命の元に移動して修行することを志願する。
 特に断る理由もないので天照はそれを受け入れ、鵜草葺不合命の下で修業して今に至る。

 天火明命から鵜草葺不合命の下へと移った理由は、実は
「天火明命はアッパー系すぎてクール系の自分とはいまいち肌が合わない」
 というしごく単純な理由。

 闇霎の黒竜神の因子を濃く受け継ぐミハエル水鏡冬華に対しては、闇霎と瀬織津姫ほどではないにしろ敵意は消しきれずにいる。
 冬華に対しては普通に話せる程度には敵意は抑えられているが、ミハエルに対する感情は、オウス本人もよく分からないでいるようだ。
 闇霎の息子というのはミハエルの霊気を見ればすぐにわかる事だが、それにしては素戔男の因子(天火明命と同じ鳥の一族のオーラ)も感じるし、八岐大蛇っぽい暗黒のオーラも感じるし、正直オウスはミハエルが何者なのか計りかねて混乱しているというのが正直な所。

 余談ではあるが、天界でしごかれすぎたため、木花咲耶姫の懐刀である桜雪さゆが大の苦手。
 剣術だけなら日本武尊の方が上だが、一度火と水の力を使われ始めるとあっという間にどうしようもなくなる。それに妖怪雪女と元人間の基本スペックの差もあまりにも大きい。
 彼女には、オウスのみことを通り越してオッスくんとまで呼ばれる始末。

48億3758歳、身長172cm、体重73kg。
 天狗は不老。体は日本人(天狗だけど)にしてはがっしりしている。
 天火明命と同じ鳥の一族の天狗なので、肉ではなく光の体。光子体。
 お面を取ると面長の優男。

 落ち着いた大人の男、という感じの雰囲気を漂わせる。実際そうで、せわしない行為は滅多にしない。
 天狗の常識から外れない程度に高飛車な男。
 しかし、自分の上の能力を持たずとも、何か光るものを持つ人物に対しては仰々しく礼儀を払う。鞍馬天狗が牛若丸に礼儀を払い、彼に天狗式の剣術(猿田彦――つまりは天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊の剣術)を教えたのと同じように。

富士山太郎坊
 富士山に住む雪女と並ぶ最高位妖怪『天狗』のエリートのひとり。猿田彦(お面を被った天火明命)の部下。天狗とは天照の狗の意味である。平たく言うと天照親衛隊。
紀元前から最強の天照である天火明命に仕え、霊主体従の精神を磨き続けて幾星霜。
 未だに天狗特有の高飛車さは抜けきらないが、それでもフレンドリーに他の妖怪や霊長類、動物たちと交流を深める。

 最初、鞍馬天狗が牛若丸に剣術を教えているのを見て
「鞍馬よ。なぜ貴様ともあろう者が、最も畜生に近い最下級霊長類の『一十(ひと)』ごときに天照である天火明命式の剣の手ほどきなど……、狂ったか? あまり狂いすぎるようなら、天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊に報告した上で、私がお前を倒してやろうぞ」
 と辛辣に思っていたが、自分も他の霊長類と接し、そして当時の世情を勉強して考えを改める。

 今は富士山上空の雲『お船』の上で、木花咲耶姫や彼女の配下の雪女たちとともに華道をしながら下界の様子を見守っている。

 春女のいたずらをさりげなくかわせるほどのやり手である。

48億3631歳、身長175cm、体重75kg。
 天狗は不老。体は日本人(天狗だけど)にしてはがっしりしている。白人に比べたらやはり華奢。
 天火明命と同じ鳥の一族の天狗なので、肉ではなく光の体。光子体。
 お面を取ると優男だが、日本武尊よりは男らしい。

 クール系男子。無口ではないが、あからさまな愛想はない。
 太郎坊より物腰が柔らかいように見えるが、一度打ち解けた相手に対するフランクさは意外と太郎坊の方がすごい。
 最近は太郎坊に指摘されたためか、冗談の腕を磨こうかと思っているが、なかなか難しい様子。冗談がすべってる。

 戦闘でも沈着冷静。激情をあらわにすることはない――――ことは全くないが、最後の一撃に感情の全てを込めるタイプ。それまでは憤怒(や他の感情を)を溜めに溜めまくる。

鞍馬天狗
 鞍馬山を拠点とする、雪女と並ぶ最高位妖怪『天狗』のエリートのひとり。猿田彦(お面を被った天火明命)の部下。天狗とは天照の狗の意味である。平たく言うと天照親衛隊。
 猿田彦大神(天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊)が八握の力で宇宙空間から風星(地球)を創成した時、彼の傍にいた天狗の一人である。
 その後、無愛想なりに下界の肉人形が神上がりできないかどうか、親切心で手を差し伸べ続ける。
 その話のいくつかは伝説となり、現代にも伝えられている。牛若丸の逸話など。

 今(2011年以降)は再び核分裂、核融合の技術を駆使して滅びの玉を使い、放射能での自滅、地球爆発の道を――自らの頭領である猿田彦大神(男の天照)が、放射能での星の滅びの後に2回も時間を巻き戻したというのに――三度も繰り返そうとする人類に嫌気が差し、猿田彦の傍で静かに絶望と怒りの念を溜めこんでいる。
 闇霎の巫女 水鏡冬華木花咲耶姫の懐刀 桜雪さゆが2011年4月に完全に風星(地球)を見限って天火明命が作り上げた火明星に移住したのもさもありなんと、彼は彼女らにかなり凄まじく共感している。

 剣の腕は超一流。牛若丸の師匠。日本武尊にわずかに及ばないくらいだが、光と風の力を少しでも使ったら、剣の技術なら最強の一角であるおうすのみことなど全く相手にならなくなる程の強さを鞍馬は見せつける。
 同じ大天狗の富士山太郎坊と強さは1億年以上経っても互角。
 太郎坊も鞍馬も、風神建御名方に匹敵する実力がある。つまり、天狗のツートップは並の八百万の神々よりずっと強い。男の天照である猿田彦の側近なのだから当たり前と言えば当たり前である。

 闇霎と同じ竜神になりつつあるミハエル、水鏡冬華、それに木花咲耶姫の右腕の桜雪さゆの全力よりは少し弱い。
 さすがの猿田彦、天津日高日子波限建鵜草葺不合命に次ぐ鳥の一族の実力者鞍馬天狗と富士山太郎坊も、草祖草野姫よりは弱い。
 というよりも、妖怪の始祖であるかやのひめから上の八百万の神々(草祖草野姫、木花咲耶姫、天津日高日子波限建鵜草葺不合命、瀬織津姫、天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊、別天神)は、その他大勢の八百万の神々と比べても文字通り次元が違う。
 猿田彦に至っては、鳥の羽の形をした800万の帯での一瞬で800万回全方位攻撃する『星踊り』でほぼ全ての八百万の神々を瞬殺できるほどである。

 珍しい、前衛型天狗。太郎坊のように遠当てを使うことはそんなにない。

1700歳くらい、身長174cm、体重74kg。
 超絶美男子。直毛で漆黒の長髪。
 半神なので当然不老。脱ぐとすごい。顔の爽やかさに反してなかなかの筋肉。
 肉ではなく光の体。光子体。
 男の天照、ミハエル、水鏡冬華と同じ左利きの霊長類。

 剣術は天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊と互角。スペックとしての霊力差さえ同じになれば、男の天照と互角になる凄まじさ。
 出雲建の剣術の流派は天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊と同じ、猿田彦流剣術。

 髪の毛サラサラ爽やか美男子。社交性も高く、女子にかなり凄まじくモテる。
 男からは嫌われそうだが、持ち前の社交性の高さでやはり男からも人気は高い。
 明確に敵を倒す時以外は基本裏表はない性格。模範的。
 しかし冗談も好きな非の打ちどころのなさ気に見える性格。

 しかしはっきりとした欠点はある。
 お人好しな所。
 爽やか出雲スマイルを無意識に出して、笑顔を見た耐性のない女全員を一気に幸せな顔にさせつつ鼻血卒倒させてしまう悪癖がある所。
 この爽やか出雲スマイルは、一部の女神すら鼻血卒倒させる。
 あと、邪心は一切ないと思われる事が多いが、Hな心はちゃんと持っている。出雲建は、男として普通にスケベである。

 笑顔でいる時が目立つが、喜怒哀楽はちゃんとバランスよく持っている。怒る時はものすごいきつい顔をする。怖い。

 趣味は釣りと絵描き。それと桜雪さゆに付き合わされた影響で、最近は水鏡冬華と日本武尊も巻き込んで4人でゲームもいろいろ嗜んでいる。

出雲建(伊勢津彦命、櫛玉命)
 出雲王国最後の王。天津日高日子波限建鵜草葺不合命の再来と噂されるくらいに良い政治を展開していた。
 ここで注意なのが、出雲建の生まれた場所は島根県や鳥取県の方ではなく、伊勢にある伊勢神宮、内宮の中である。
 ヤマトタケルがイズモタケルを斬り殺した場所は出雲大社の近くだと予想する者が多いが、実は出雲王国王都の伊勢の国の五十鈴川でそれは起こった。
 出雲王国は伊勢が王都。イズモタケルの出雲の王としての名前のひとつ、伊勢津彦命の名前がその証明。
 剣術では日本武尊よりやや勝り男の天照と互角で、霊力では闘神・建御名方より圧倒的に勝り狗法では大天狗の富士山太郎坊と並び呪禁道では半竜神の水鏡冬華に並ぶ脅威の強さ。
 お人好しで気が優しい所が戦闘中ですらなりを潜めない。しかし、その点がないと本当に全くどこにも隙が見当たらないという人外魔境っぷりを嫌でも感じる事となる。
 しかもイズモタケルは右手も使える左利き(要するに、クロスドミナンス)なので、左の相手に慣れてない人にはさらに彼が脅威となる。
 出雲健とミハエルと男の天照・天火明命は、戦闘の最中に利き手をコロコロ変えながら戦う『スイッチファイター』

 それでも彼は不殺の信念は持っていない。
「戦場に自分の意志で出た以上は、死んでも恨みっこなしだよ(キランッ☆ミ)」
 無駄な殺生はしないけれど、自分側に被害が出るようなら迷わず殺す。殺した後も良心の呵責に悩むことはない。
「凶悪犯を不殺で見逃して将来何の罪もない犠牲者を100人増やすより――――
 ――ここで1人確実に殺して、未来の被害者の命100人確保する方が合理的でしょ?(キランッ☆ミ)」

 彼は天狗の術も使いこなせるので富士山太郎坊、鞍馬天狗、鵜草葺不合命、天火明命のような全方位攻撃も自在に使えるし、呪禁道も使えるので水鏡冬華のように滅功念鎖陣の念なし霊力なしの単純物理攻撃に対する絶対防御(核兵器、プラズマ兵器でも彼や水鏡冬華にはダメージ0)呪禁・霧雲(水鏡冬華の豪滅念衝と同じ効果)による相手の攻撃力(または防御力)の強制低下も即座に使える。

 旅人を装った日本武尊を快く迎え入れた後にだまし討ちに気づきつつも彼の良心を信じて無抵抗を貫いた挙句命を落としてしまったが、手を出していれば一撃で惨殺されていたのは出雲建ではなく日本武尊の方だった。
 ――剣は、天狗の術や産霊や呪禁を使えばいくらでも無から生み出せるゆえに。

 死んだ後は雲の上に昇り、大国主(天火明命)のすぐ側で自分の出雲の国が滅ぶ様を見てさすがに怒り狂い、日本武尊が天に昇った際に剣の勝負での再戦で仕返しすることを決意する。
 天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊はその後一度彼を弟子にしたが、すぐに免許皆伝として彼を卒業させる。
 曰く、
『(ほぼ全ての要素がレベルが高すぎて、太陽神ですら彼にこれ以上教えるべき所が見つからないから)あまりにも教え甲斐がない男だ』
 とのこと。

 その後、闇霎と瀬織津姫に祟られてぶっ殺されて天に昇ってきた日本武尊を剣の一振りで半殺しにして雪辱を果たす。が、本当に軽く一振りしただけで日本武尊の光の体が粉々に吹っ飛んだため、満足というよりは拍子抜けしまくった模様。

 雪辱を果たした後は、同じ出雲族(シュメール人)であるギルガメッシュと出会って
『なんだこの金髪なだけのヤマトタケルくんは。強さもヤマトくんと同じだし。性格がヤマトくんと同じくらいにツッパリすぎだよね(キランッ☆ミ)
 おまけに、大国主様の事を『ウトナピシュティム』なんて妙ちくりんな呼び方してるし(キラキラッ☆ミ)』

 と思いつつ暴れる彼をやはり剣の一振りで粉々に吹っ飛ばして半殺しにしたり、その後爽やか出雲スマイル乱舞で仲直りしたり、その後は宇宙の果てから果てまで天狗の術で頻繁に往復して飛び回ったりと大冒険を繰り広げる。

 名を見れば誰でもわかるが、イズモタケルも櫛玉の名を持つ。
 ということは、出雲建は多次元同時存在している天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊と同一人物、つまりイズモタケルこそが猿田彦大神かつ素戔男かつ大国主かつ天之御中主神ではないかと指摘する賢者もいる。
 が、出雲建本人はいつも笑って流している(キランッ☆ミ)。肯定も否定もしないので謎は謎のままである。
 それでもやはり、出雲建が十一面観音の十一の顔のひとつである可能性は否定しきることはできないであろう。櫛玉の名を持っている以上は。

八百万の神々

顔と身体的特徴
性格、精神的特徴
今までの歩み
顔と身体的特徴
性格、精神的特徴
今までの歩み

7328不可思議歳(不可思議=10の80乗)、身長110億光年(158cm)、体重測定不可能(45kg)。( )内は人間変身時。
八百万の神に寿命などない。
※宇宙の半径が450億光年強。

 創意工夫を大切にする性格。息子にも工夫を重視する教育を施した。
 非常にお人好し。気は長いが、長い分怒った時の怒りも天変地異レベル。

 リーダー適正が息子のミハエルよりも高いという凄まじき指揮能力を持つ。そして相手を立てるのがうまい。
 言うべきことはばんばん言うが、思いやりは持つ反則級にバランスの良い性格。

 本音をズバズバ言うが、言われた方がどう受け取るかは敢えて意識して考えずにバンバン本音で手加減せずに貫く。
 当然、総理大臣だろうが大統領だろうが太陽神だろうが、目上の相手だろうがお構いなし。真実に身分の上下など関係がない。太陽に素っ裸で飛び込んで生き残れるかどうかに身分の上下が一切関係ないように。
「『俺は社長だぞ! 総理大臣だぞ! 大統領だぞ!』と言った所で、太陽そのものがその者を焼くことを手加減してくれるわけがない。自然災害が社長や大統領だけを避けて通ってくれるわけがないという意味である。
 文句があるなら陰口じゃなくわたしに面と向かって言い返せ、それでも自分は変わらないぜという徹底した自己確立で会話をする。
 連れション最高、集団主義の現代の日本民族にはむしろ忌み嫌われる性格だろうが、これが本来の竜神の性格である。
 天火明命と直接対決した理由も、この真っ直ぐな性格が原因。結果、闇霎は天火明命から畏れられることとなる。

 息子のミハエルも、竜神の生き写しの水鏡冬華もこの性質はしっかり持っている。菊月明日香もこの性質あり。
 勘違いしないでほしいのは、バンバンズケズケ言うが、人格否定、人格攻撃は絶対にしないということ。飽くまで議論は建設的に行うもの。

闇霎
 日本の代表的な竜神。慈愛の心が何より深い竜神で、そこそこ要所要所では口やかましい。
「ぎゃーぎゃー言ってもらえるうちが華」
 の言葉のまんまである。

 宇宙が存在する前の無の中でも余裕で存在している7328不可思議歳(不可思議の数字としての単位=10の80乗)の黒竜神。超重力の崩れ星(ブラックホールの事)の中で、崩れ星をマッサージ器代わりにしてくつろぐのが趣味のひとつ。
 ペルセウス座付近の銀河の中心に位置するNGC1277という名の崩れ星(太陽の200億倍の超大質量ブラックホール)が、闇霎の最近のお気に入りのマッサージ器。

 イザナギがカグヅチを斬り殺した時の血から生まれた竜神で建御雷の妹とされているが、これは真っ赤なウソ。嘘ではあるが、闇霎自身が建御雷と打ち合わせしてこれが本当だと見せかけている。真実に耐えられない者に真実を言っても仕方がないという考えが根拠。闇霎は、相手を気遣っての嘘ならたくさんつきまくる性格でもある。
 上の説明では、この黒竜神が宇宙が存在する前の状態から存在していることの説明がつかない。別天神が生まれるかなり凄まじき前から存在するが、最高神とされなかったのは影に徹し相手を立てる、彼女の性格ゆえ。
 天皇(すめらみこと)に何度も何度も100億年以上もしつこく推薦され続けているが、ずっと断りつつ逃げまわっている。
「そーゆうのは、顔も性格も明るいほあかりちゃんに任せるべきじゃないの? ヒルメがやるくらいならわたしが、って気はするけどさ」

 どの歴史書にも(ホツマツタエ、ウエツフミ、竹内文書、古事記、日本書紀)彼女の記述はほとんどない。
 闇――というか無の中――にまぎれて忍ぶのが得意なこの黒竜神が隠れようと思ったら、最強の天照である天火明命ですら引っ張り出そうとするのは至難の業。
 136億年前に、天火明命の『星踊り』を真正面から800万発真正面から全部受け切り、天照を驚愕させ、自分に恐れをなさせたことがある。

 江戸時代末期に水鏡冬華を救い、第2次世界大戦から結構経った未来に自らに試練を課して、人間変身でのお忍びではなく人の子として下界に下りる。人の子として下界に下りた際、偶然にも同じく下界に下りていた木花咲耶姫の子となる。
 その人生の時に、木花咲耶姫が人の子としての人生を終えた後に地球(風星)とは違う惑星の火明星(ほあかりぼし)の島国ヴァーレンス王国でミハエルを産む。

 彼が元服を迎える前に彼女は人の子としての人生を終えてしまい、竜の状態に戻ってしまう。
 竜に戻ってからは、彼のことを天から密かにサポートし続けるが、彼が元の世界に戻った後、人間変身した姿で大事の息子と面と向かって涙を隠しきれずに再会する。

 阿呆な事態に出くわした時の彼女の口癖は
「頭病めそう」
 である。下界で低俗な出来事にさらされた時に、この口癖が加わってしまった。

123億歳、人間サイズの時は身長157cm、体重45kg。

お人好し。気は長いが、それは自身の気性の荒さを我慢できるほどの精神力があるというだけである。非常に優雅な振る舞いをする。和歌がうまい。

木花咲耶姫
日本の代表的な神。火の念を宿す。
彼女を祀る神社に安産を願いに来る人は多い。

100年前後前に下界に下りる。その際、偶然にも下界に下りた闇霎を自らの子とする。
この偶然から、天に戻った後でも闇霎とはお互いのことを下界に降りた際の名で呼ぶことが多くなる。

にこにこしていることが多いが、知能程度が低いことを言っている人の前でもにこにこしているだけである。指摘も何も一切しない。
つまり、
「阿呆はわたしとの会話すら一切許しませんよ?」
ということである。笑顔とは裏腹に、阿呆に対しては非常に厳しい。

137億歳、人間サイズの時は身長171cm、体重65kg。
 左利き。本当の天照は左利き。
 一時期流行った左利きの子を無理矢理右利きに矯正する風潮は、本当の天照を復活させないためという呪いの儀式が元である。
 正月のお雑煮の餅の正体が神様の切り刻んだ後の死体で、それを食べて本当の良き神の復活をいつまでも阻止しようという呪術(日本のウシトラの神(国常立尊)がこれで今でもヤられている)と同じ類の呪い。

アッパー系。しかし思いやりは忘れないよう、常に自分を戒めている。
怒ると並程度の神々なら瞬時に蒸発させるほどの熱線を放つ。オオナムチ命も彼の熱線で乗っていた船ごと一瞬で蒸発させられた。

天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊(建速素戔男尊、猿田彦大神、ミシャグジ、アラハバキ、十一面観音、大物主、真の神武天皇かつ真の崇神天皇かつ真の応神天皇、浦島太郎、桃太郎)
 800万の名前を持つ日本の太陽神。真の天照であり、真の初代天皇。そして約167万年前にヤマタノオロチを一度倒した10次元人間本人。実は天火明命も瀬織津姫とのムスヒ(結び、産霊)により竜の因子を持つため、闇霎のように竜になれる。が、闇霎よりも人間の状態を好んでいるため、八百万の神々ですら竜の状態の天火明命を見ることは稀である。
 注意すべきなのは、闇霎は元々が竜なのに対して、天火明命は瀬織津姫とのムスヒにより後天的に竜変身する能力を得たという点である。
 今は大蛭女貴に照らす役割を譲ってあげている状態なので、比較的自由行動な毎日である。
 天高をはじめ、神になれそうな子達の育成に力を入れている。
意外と子供好きである。

 八百万の神独自の特質である多次元同時存在の法則を最も活用している太陽神。分霊(わけみたま)ができる神は、全員多次元同時存在の特殊能力を持つ。
 それゆえに、瀬織津姫の夫かつニニギの兄かつニニギと木花咲耶姫の子供かつ天津日高日子波限建鵜草葺不合命の父かつ天津日高日子波限建鵜草葺不合命の子供かつ猿田彦(天照国照彦)かつスサノオ(櫛玉)かつニギハヤヒかつ大物主かつ3人の神の名を持つ天皇かつ浦島太郎かつ桃太郎という、時代も場所も飛び越えた多次元同時存在の法則を好き勝手に使いこなしている。
 裏神道は一神教であるが、その唯一の神は、彼、天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊なのである。

 アラハバキは男の天照のあだ名のひとつ。
 ミシャグジは竜変身した時の男の天照のあだ名のひとつ。
 桃太郎の正体も悪の八百万の神々の一派を一網打尽にした時の彼、男の天照。鬼ヶ島は地中海のあの島。○o○○○人とその親玉の邪神が鬼。ちっちゃいちっちゃい人間規模でなく、神基準で物事を考えないと、神話の出来事は何一つ把握できない。
 そりゃめちゃくちゃお人好しで聖人君子のアレクサンダー大王だってティルス攻略をムキになって行ってハンニバルほか○o○○○人(○○○人)8000人を皆殺しにして生き残った2000人を磔にしたはずだわ。
 ……あの島、悪を引き寄せる要素あるのかもね。某有名ゲームのゾーマ、竜王の島みたいに。
 浦島太郎の正体も竜神瀬織津姫(乙姫)との契り(身も心もふたりで重ね、お互いの性格、能力、性質を混ぜ合わせる行為。身しか重ねない性行為の完全上位互換の行動。合わせ御魂)、産霊を経て竜変身の能力をもらう前の天火明命。

 天狗の仮面をつけて変装した時の彼を猿田彦という。10次元人間でもある彼は、天狗の王でもある。
 天孫降臨の時に手長足長の猿田彦と呼ばれた由来は、天火明命が上空で八百万の数の羽の形をした光の帯を自分の周りに展開し、八百万の手足が繰り出されるように全方位攻撃していたのを八百万の手足と勘違いされて表現されたせいである。
 天狗の王である天火明命(猿田彦)が初代全方位攻撃使いなので、その配下である天狗も全員鳥の羽の形をした帯(富士山太郎坊、鞍馬天狗の場合の技名は『山神楽』)を使える。
 天火明命本人は、鳥の羽の形をした帯の事を『星踊り』と呼んでいる(宇宙空間で使った時に星が縦横無尽に踊っているように見えたのが由来)。
 さらに、他人の全方位攻撃の主導権も奪い、自分が思い通りに操作する『星導き』も使える。

 天火明命は、地球の3次元人間のことは五色人と呼んでいる。
白人(アングロサクソン)、黒人(アフリカ人)、黄人(日本を除くアジア人)、青人(ロシア人)、赤人(中東辺りの人、インド人)の5種類。
 日本人のことは、古代からスメラミコトを助けてくれていた日人と彼は呼んでいる。

 加えて、天火明命は今の地球のことは『風星』と呼んでいる。元々の地球はこの風星とは別の惑星で、元々の地球の方は『空星』と八百万の神々の間で呼ばれている。
 『空星』は過去に体主霊従の金銭至上主義の化け物どもが暴走させた核兵器や各施設が連鎖爆発することにより、星全体が核分裂状態になり、星そのものがひとつの核爆弾になってしまって木っ端微塵になった。
 その空星の死体が土星のリングとなって今も土星を囲んでいる。


128億歳、人間サイズの時は身長160cm、体重48kg。
活発な性格。趣味はひなたぼっこ。ぽんぽこぽんぽこ言うがたぬき耳ではない。むしろパピヨンに似ているみみとしっぽだ。

草祖草野姫
日本を代表する自然の神。
草祖の称号の通り、緑生い茂るところには彼女の念がないことなどないと言われているほどである。
妖怪の祖という噂も昔から広まっているが、彼女は特に気にしていない。実際、多様な妖怪とも仲が良い。


 童顔だが、この顔で木花咲耶姫の母親である。親子並ぶと母娘逆だと間違われることが多い。


137億歳、身長測定不可能(158cm)、体重も測定不可能(45kg)。( )内は人間変身時。

 見た目に反して荒魂が大きいため、一度怒らせると闇霎並の怒気をぶつけてくるという恐ろしさ。
 しかし、普段は慈愛の深い性格。下界ですさんだ闇霎よりは言葉遣いが上品である。
 印象はどうみてもインドア派だが、実際はそうでもない。とはいえ筋金入りのアウトドアって程でもない。

瀬織津姫
 水神であり竜神。
 天照である天火明命の正妻である。
 彼女と彼の恋は、織姫と彦星、浦島太郎など複数の物語となり後世に伝えられている。
 日本武尊の東征の際に、吾妻近くの海で彼らに襲い掛かったのは彼女本神。彼の最愛の妻、弟橘媛の必死の懇願を聞き入れて、その場ではオウスのみことを殺さずに、代わりに弟橘媛を食べる事で一時引いた。
 この時完全に弟橘媛と融合したので、弟橘媛の姿にも一瞬で変化できる。しかし瀬織津からタチバナに神格交代することは未来永劫ない。タチバナの輪廻転生も未来永劫ない。
 これが日本武尊の大量殺人の報いのひとつである。竜神は優しいだけの神では決してない。

 彼女と彼を禍津日神として無理矢理封印しようとした勢力がウガヤフキアエズ朝後期に発生し、その結果現代では彼女と彼の本当の姿を知るものは非常に少ない。
 しかし、時代の流れが変わったのか、徐々に真の天照とその妻の曲げられる前の姿を認識し始めている一十(ヒト)が増えてきている。

 彼女も、夫の天火明命と同じく非常に多くの名を持つ。
 竜宮の乙姫、織姫、豊玉姫、玉依姫、豊受大神、鈴鹿権現など。

 天火明命の全方位攻撃『星踊り』や古今東西の神々が使うオールレンジ攻撃の一切を防ぐ水の大いなる護りの技『星鎮め』を得意とする。
 ミハエルのアイスビット、フレッドのアイスブレード、アリウスのオーラヴァリー、菊月明日香の光花散里はもちろん、最強の天照である天火明命の『星踊り』すら水を操作し上手に防ぎきる。
 彼女や彼女の加護を受けている者相手には、全方位攻撃は通じないと見てよいだろう。

 天火明命(猿田彦かつ建速素戔男尊)が正義を貫き、不正を許さない事を厳しく全神々に要求した際に、彼に反発したわろき心を持つ過半数を超える八百万の神々により一度天の岩戸の向こう側、黄泉に追放されそうになった際に放った『星踊り』を迷いつつも『星鎮め』で防いだのは竜神瀬織津姫である。
 当時の猿田彦の実力だと、『星踊り』を一度放っただけで800万人の八百万の神々をほぼ皆殺しにできたため、それを防がんとして彼女は夫を止めた(天火明命と一部(闇霎、木花咲耶姫、鵜草葺不合命ほか)を除く八百万の神々の実力の差はそれほどまでに果てしなく広かった)が、結果天火明命も瀬織津姫も黄泉に一度送られる羽目になり、瀬織津姫も天火明命も黄泉での名前をつけられてしまう。
(八十禍津日神と黄泉の素戔男)

 彼女ら本当の天照夫妻を岩戸に封印した後、一部を除く不正を喜ぶわろき心を持った八百万の神々は天火明命と瀬織津姫の神社を積極的に消滅させ、歴史から完全消滅させようというセコい作戦に出る。そして代わりの天照としてヒルメを担ぎ上げ始めた。

137億歳、人間サイズの時は身長170cm、体重65kg。
 父が後天的に竜の因子を持ち、母は元々竜神であるため
(彼を生む前には竜ではなくサメに間違えられたりと彼女にとってビキビキくる感じだったらしいが)、彼も竜変身ができる。
 が、父と同様人の姿を好むため竜の状態の鵜草葺不合命を見ることは非常に稀。
 父は左利きだが、彼は右利き。

 理詰めでことを進めるが、決して情けは捨てないというある意味理想がそのまま神の形をとったような生き物。
 父である天照より熱血ということはなく、母である瀬織津姫より落ち着いているということもない。
 冗談も適度に好むため話していて飽きないという、神がかったバランスの取れた性格。

 与謝野晶子の歌とは正反対の、積極的に矢面に出る天皇が彼、天津日高日子波限建鵜草葺不合命。
「太陽神の息子が太陽の子供たち――日人(ひびと)を一番前で守らないでどうする! 将が後ろに立つのは光の神として合理的ではない!」
 実際、太陽神と最強の竜神の一角の自慢の息子に勝てる者は、13次元全宇宙をひっくるめても父の太陽神天火明命か母の竜神瀬織津姫か闇霎の3人しかいないので単純に合理的ではある。

 ただ、竜の逆鱗とも比喩できるくらいに特定の話題だけは嫌う。神々ですらそれはみだりに口に出さないため、多くの生き物にとってはそれは謎である。
 そのNGワードは『クローン人間』

天津日高日子波限建鵜草葺不合命
 額に天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊の五芒星と瀬織津姫の五芒星を合わせた十芒星を宿す特殊な神。最も有名な天皇(すめらみこと)である。
口癖は、
「品性は常日頃から磨いておけ」
「君はもう少し合理性を追求しろ」
「生き物の気持ち(感情)を徹底排除することこそが一番の非合理だ」
「気持ちを無視した合理性というものは、現実離れしたゴミ以外の何物でもない」
「勘違いするな。合理性は人を家畜にするためにあるわけではない!」

 等。

 名前を直訳すると、
「母屋ができる前に生まれちゃった男」
 ととれなくもないが、それを本人の前で口に出しても
「アホか」
 の一言でばっさり切られる。

 ウガヤフキアエズ朝日本の代表的な神で、民にやさしい政治を展開し、支持も集めていた。
 しかし、『お金』という概念がこの王朝の時下界の民に教えられてから状況が一変する。

 金により欲望が増幅して自分の良心を殺す人が続出。それにより凶悪犯罪も爆発的に増える。
 挙句の果てに、天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊の前で
「俺は神を超えた! 今からお前を倒して俺がこの世界の王となる!」
 と叫んで刃物を手に天照に襲い掛かるアトランティスと名乗る人物まで現れた。当然、
「バカだな」
 の一言とともにその人物は天照の熱線で魂ごと瞬時に完全蒸発させられた。


 が、そういった出来事が続き、ついに欲望にまみれて霊主体従の心を忘れた人間達に愛想をつかした八百万の神々は、神が直接統治することに匙を投げる。
 そうして神がいっせいにアホの相手をすることから逃げるために天に避難したしばらく後、大和朝廷が誕生することとなる。

 アホとアホなやりとりをすることから逃れるために天に避難した後は、いち八百万の神として様々な活動をしている。

130億歳、人間サイズの時は、身長170cm、体重73kg。
 腕っぷしが強い雰囲気を醸し出している。見たまんまの印象。髪は直毛で剛毛でびゅんびゅん!

 見た目通りの荒ぶる風神。
 だが、人情がないわけではなく、むしろ情に厚い粋な男。裏表のない性格。
 どう見てもアウトドア派。

建御名方
 元々水神で、かつ風神。あだ名は諏訪。
 妻に八坂刀売命がいる。子供もいっぱいいる。
 諏訪の御神渡りは彼の仕業。今現在も、諏訪を中心に活動している。たまに天狗や雪女とも戯れたりする。
 天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊とは仲が良い。ケンカ友達でもある。

 わたし色々調べた結果、どうも建御雷って実在しない神で、当時の藤原氏(藤原不比等)と中臣氏の創作神だなあという結論に至ったから(天火明命と瀬織津姫の存在を抹消しようとしたメインメンバーの中にこの両氏も含まれてるし)、彼が建御雷に両腕もがれたのはウソだと思っています。
 よって、両腕ちぎれた状態では描きませんでした。
 もしも本当にもがれたとしても、八百万の神々は全員五次元以上の人間だから――つまり原子の体ではなく光子の体だから――、もがれたところで光子で瞬間再生できるだけで意味ないけどね。そんなダメージ。念を伴わないと光子の体にまともなダメージは及ぼせないです。
 物理力だけでダメージ与えられるのは、原子で構成される三次元という低次元までのお話。

1320歳、人間サイズの時は、身長185cm、体重82kg。
 腕っぷしが強い雰囲気を醸し出している。やや好戦的に見えそうな顔つきのポニテ男。

 貫く雷神。
 戦闘にふさわしい、勇猛な性格だが、暴れん坊というわけではない。むしろ普段の落ち着きぶりは建御名方よりずっと上。
 しかし、売られたケンカは積極的に買う性格。

建御雷
 男の天照(アメノホアカリ)と瀬織津姫を亡き者にしようとし、女の天照(ヒルメ)を担ぎ上げた藤原氏(藤原不比等)と中臣氏による創作神。要するに元は単なるタルパ。イマジナリーフレンドである。

 生まれた経緯が経緯なので、最初は岩戸から脱出し、黄泉から復活を果たした直後で病み上がりの天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊を殺そうと刀を向け強襲したが、天照の小指一本で体がバラバラに粉砕、魂までもたかが攻撃の念を込められた小指一本で触られただけで完全粉砕寸前にまで追い詰められる。
 傍にいた天照の妻――竜神瀬織津姫には、刃を向けることすら敵わなかった。体が魂ごと八つ裂きにされた上、最強の鳥の一族と最強の竜神のひとりに恐怖心で戦う気すら起こらなかった。
 ――こうして、建御雷はかごめかごめ、籠の中から出た最強の鶴(男)と亀(女)に完全敗北を喫する。

 その後は1000年単位で砕かれた魂と体の修復をし続け、傷が癒えた後で、今度は天火明命派の建御名方をやっつけようとするが、これにも敗れる。天火明命と戦った時と違い、今度はまともな斬りあいができたのはせめてもの救い。
 だが、この結果と正逆の記述を藤原氏(藤原不比等)と中臣氏は歴史書に記し、建御名方の方が両腕を千切られてミジャグジ様と共に建御名方は諏訪に封印されたと嘘っぱちを書きまくる。

 ここで見かねた闇霎が建御雷に説教を始める。もうあのような穢れた心で歴史を改編し続ける阿呆の手先になるのはやめろと。本当の意味での神になれと。
 彼も千年以上も藤原氏(藤原不比等)と中臣氏の手先にされ続けて色々思うところがあったのか、闇霎の説得に背中を押されるように、ついに改心することを決意。
 そして建御雷は藤原氏(藤原不比等)と中臣氏から離反。天火明命や瀬織津姫、建御名方ともこの後仲直りし、徐々にまともな神への道、カムナガラを建御雷も歩んでいくようになる。


 ――余談だが、襲われた神の内、建御名方だけは建御雷と殺し合ったことすら完全に忘れていた。細かいことを気にしない建御名方ならではである。

???億歳、通常サイズの時は、身長20cm、体重?g。
 いわゆるスーパーデフォルメキャラな体型。右利き。

 見た目通りのちびっ子神。
 喋りも子供っぽくしているが、知能は天津日高日子波限建鵜草葺不合命に迫る勢いの超天才。
 アウトドア派な上に超放浪癖持ち。水が流れるように放浪するのが好き。

少彦名神
 水神。光の神でもある。別天神である神皇産霊神(カミムスヒのかみ)の子供。出雲系日本神。あだ名はひこちゃん(大国主こと天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊が命名)。
 現代でも良く使われるちゃん付けの愛称は、大国主と少彦名神の間で生まれたという歴史がある。

 医薬の神。温泉の神。酒の神。まじない(呪禁道)の神。他にも色々。
 ちっちゃい体で闘神建御名方と互角という凄まじき強さを秘めている。
 ――と、多面性を持つ超アクティブゴッド!
 子供口調で飄々とした態度を取りつつ、さりげに相手を思いやって慈愛の結晶(薬とか)を置いた後はさらりと水が流れるように別の場所に流れ放浪するという、特徴的な行動パターンを持つちびっ子神。
 一寸法師の原型ともいわれる。

 その放浪癖は大国主(天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊)ですら矯正不可能だと匙を投げるほどで、もー好きにさせているくらい。
 あなたの机の下で、さりげに少彦名神がごろごろつくろいでいるかもしれないよ。